大学英語講師はむ先生はじめまして。
英語講師の村上さとみです。
はむ先生として、webサイトを運営しています!
半信半疑で始めた息子のおうち英語も、今年で7年目となりました。赤ちゃんの頃には想像もしていなかった我が子の姿に、一番驚いているのは、私自身かもしれません。
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おうち英語のやり方は1つではありませんが、理論に基づく正しい方向性はあります。私の専門知識とおうち英語の経験が、どなたかの参考になればと思い発信を続けています。
2025.04 朝日新聞EduAにて連載中|小学校低学年から始める英語学習!(毎週月曜更新)
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私は第二言語習得を学び、子どもの成長や大学での教育に関わる中で、「ことばの発達」には4つのフェーズがあると考えるようになりました。
ことばの発達そのものはフェーズを飛び越えることはできず、基本は 1→2→3→4 の順で進みます。ただし、母語が発達している場合には、英語の学習を先のフェーズから始めることができます。その場合でも、発達の土台となるフェーズ1・2の力は、同時に育てていくことが大切です。
ことばの力は生涯を通して変化し、複数のフェーズが同時に育っていくのが自然な姿です。
以下では、この4つのフェーズをもとに、お子さんの今に合った英語の学び方(関連記事)をご紹介します。
フェーズ1|聞いて分かることばを増やす
絵本、歌、動画など、豊かなインプットを通して、意味と音を結びつけながら英語を理解し、知っていることばを増やしていく段階です。
英語に親しみ、聞き取れる耳を育てることが語彙の幅を広げ、後のフェーズ(会話や読み書き)の大切な土台になります。
「DVD教材の活用」や「歌や動画の視聴」はこのフェーズに含まれます。
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フェーズ2|状況に合わせてことばを話す
知っていることばをまねしたり、必要な場面で使ってみたりしながら、少しずつ英語を口に出して、自分のことばとして話していく段階です。
フェーズ1「聞いて分かることば」が増えてくると、英会話レッスンにも無理なく取り組めるようになっていきます。
「オンライン英会話」や「英会話スクール」の活用はこのフェーズに含まれます。
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フェーズ3|文字の読み書きができる
小学生に近づき「学習」ができるようになると、読み書きの基礎力を育てる段階に入ります。
英語スタートが小学生からの場合は、ここを軸にしながら「聞く・話す(フェーズ1・2)」の力も整えていくことができます。
「フォニックス」や「多読」「英検の対策」はこのフェーズに含まれます。
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フェーズ4|読み書きや対話で知性を深める
ことばが成熟するまでの道のりは長く、抽象的な思考を支える「学習言語」は、おおよそ12〜15歳頃まで発達するといわれています。
ことばの土台が整ったあとは、読み書きや対話などの言語活動を通して、自分の考えを広げたり深めたりしていく段階になります。
「読書」や「英語での学び」「大人の学び直し英語」も、新しい知識や視点を吸収しつつ言語能力を高めていくという点で、このフェーズに含まれます。
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